オートマティック in-situ ハイブリダイゼーション Automatic in-situ hybridization System

生殖細胞から組織への発生過程では、何百もの遺伝子が定まった時期および場所で活性化されなければなりません。 遺伝子活性化が始まるとまず最初に遺伝子から転写された mRNA が現れ、この mRNA は標識プローブによって検出できます。
色々な組織の発生を分子レベルで行う研究において、mRNA の発現の場を検出するためには、in-situハイブリダイゼーションを行う必要があります。
組織全体についてin-situハイブリダイゼーションを行う方法は、Whole Mount と呼ばれ、多数のバッファーや反応試薬を加えてインキュベーションする必要があり、非常に時間を必要とする仕事です。
最近の分子生物学では、テストすべきプローブ数が解明すべき疑問とともに増えつつあります。新しいテクニックである Random in-situ hybridization では、並行して処理しなければならないサンプル数が膨大になります。
InsituPro VSi の自動化ステップ
■ プローブの作成+試料の調製(マニュアル) ■ 再水和処理 ■ 浸透化(Proteinase K 処理) ■ 後固定 ■ プレハイブリダイゼーション ■ ハイブリダイゼーション ■ ブロッキング(DIG 抗体処理) ■ 発色(マニュアル) |
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InsituPro VSi Applications

切 片 試 料
シロイヌナズナの胚珠の 縦断切片

生体制御研究室
今村千琴様・澤進一郎先生・福田裕穂先生
ヒャクニチソウの芽生えの 茎頂の横断切片

生体制御研究室
今村千琴様・澤進一郎先生・福田裕穂先生
ホールマウント
メダカのホールマウントin-situハイブリダイゼーション

鶏胚のホールマウント in-situ ハイブリダイゼーション

感覚器官発生研究チーム 初期発生研究チーム
Raj Ladher先生・Goujun Sheng先生・Yuko Oneda様・Yuping Wu様
標準仕様
Specifications | |
ワークエリア | スモールバスケット(5 mmID)x 60個用 |
ミディアムバスケット(9 mmID)x 60個用 | |
ラージバスケット(13 mmID)x 32個用 | |
スライド(75 x 25 x 1 mm/76 x 26 x 1 mm)x 60枚用 | |
試 料 サ イ ズ | 0.05〜12 mm(ホールマウント、ビブラトーム) |
75 x 25 x 1 mm/76 x 26 x 1 mm(スライドガラス) | |
温度調節範囲 | 6℃〜75℃(バスケット)/室温〜75℃(スライド) |
使用バッファ数 | 試薬用:18本/プローブ用:60本 |
バッファ温調 | 冷却:2本(50 mL)/加熱:2本(250 mL) |
操作容量範囲 | 100〜1,600 µL |
コントロール | Windows™ベース・GUIソフトウェアー |
外 寸 法/質 量 | 570 (W) x 500 (D) x 690 (H) mm/62 kg |
◆スモールサンプル用:内径 5 mmバスケット (Medaka, Drosophila, Xenopus and small vibratome sections)
◆ミディアムサンプル用:内径 9 mmバスケット (Chicken, Mouse and medium sized vibratome sections)
◆ラージサンプル用:内径 13 mmバスケット (Vibratome sections and large specimens)
◆標準スライドガラス:75 x 25 x 1 mm/76 x 26 x 1 mm (Vibratome sections and thin sections on standard microscope slides)
アプリケーションリスト