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ピペット・ファミリー

ピペットマンをはじめとする 「マニュアルリキッドハンドリング製品」 に関する、よくある質問とその回答集です。

”Q(Question)”の部分をクリックすると”A(Answer)”が表示されます。

ピペットマンの仕様

ピペットマンとは?


ピストンを押し下げて排出した空気と同量の液体を吸入・吐出を行う、エアーディスプレイスメント方式を採用した微量液体分注器です。 独自のメカニズムにより、精度、再現性において卓越した性能を実現しています。
直読式マイクロメーターを備えた容量可変式のL/G/P/Mタイプと容量固定式のFL/Fタイプがあります。

容量可変式/容量固定式ピペットマンの種類と容量範囲・容量精度・再現性は?



◆ 容量可変式タイプ:
シングル・8連・12連、マニュアル・電動タイプを含め62種類のピペットマンを取り揃えており、 0.2 µL から10 mL までの範囲の液体ハンドリングが可能です。
各モデルの精度・再現性などの詳細は、それぞれの製品詳細ページをご参照下さい。

◆ 容量固定式タイプ:
2モデル計29種類で、1 µL から 5000 µL までの範囲の液体ハンドリングが可能です。
各モデルの精度・再現性などの詳細は、容量固定式の製品詳細ページをご覧下さい。

ピペットマンのチップはどこのメーカーのものでも使用できますか?


さまざまなチップが存在し、それらは一見同じように見えるかもしれません。しかし、チップは、単にピペットに取り付けられればよいというものではありません。ピペット本体との密着性、チップ先端のデザインや成形精度がピペットの性能に大きく影響します。低品質のチップの選択によってピペットの精度が危ういものとなります。
ピペットマンには、ピペットマンの為につくられたギルソン社純正ダイアモンドチップをご使用ください。

ピペットマン本体のオートクレーブはできますか?


ピペットマンLタイプで右写真の「121℃」のマークが付いているものは、本体丸ごとオートクレーブ可能です。
※「121℃」のマークが付いていないものは、ピペットマン G/P/Neo タイプと同じ条件に従って下さい。

ピペットマン G/P/Neo タイプは本体すべてをかけることはできません。
しかし、パーツの一部分は以下の条件下でオートクレーブにかけることができます。
121℃/20分/0.1Mpa

オートクレーブにかけることができるパーツは、コネクティングナット、イジェクター、チップホルダーです。図を参照してください。
(内部のピストン部分(濃青色部分)はオートクレーブにかけられませんのでご注意ください)

ピペットマンは、UV耐性ですか?


ピペットマン G/P/Neo、マイクロマン E、ディストリマンは、UV照射による精度への影響はありません。 本体が微妙に変色することありますが、UV耐性の材質を使用していますので、材質の劣化はありません。
ただし、ピペットマンLタイプはハンドグリップの材質が劣化する可能性があります。(精度への影響はありません)

ピペットマン使い方

ピペットマンの最大容量以上に目盛りを回すと故障しませんか?


使用容量範囲の最大容量以上に目盛りを回しても、故障することはありません。但し、最大容量を超えた設定値での分注は精度保証の対象外となります。

ピペットマンで強酸や腐食性サンプルを使用する場合に注意することは?


サンプルの蒸気がピペットマンの内部に入り込み、内部のピストンが腐食することがあります。
強酸や腐食性サンプルご使用後は、ピペットマンを分解し、チップホルダー内部およびピストン表面を 蒸留水などで洗い流してください。
その後完全に乾燥させてから再組み立てを行ってください。

粘性の高いサンプルを精度よく分注するには?


粘性の高いサンプルをピペットマンの様なエアーディスプレイスメント方式のピペットで分注する場合、 水溶液のように高精度な液体操作が困難になりますが、多少粘性のある液体を分注する場合は、リバースモードの使用が可能です(右図)。 リバースモードでの分注操作では、ブロウアウトストロークを吸引時に使用します。 液体の吸引時に、吐出したブロウアウト分のエアーと同量の液体が追加されます。このブロウアウト分の液体が、 吐出時にチップ内壁に膜として残る液体を補正します。 ※クリームやオイルのような特に粘性の高いサンプルには、ポジティブディスプレイスメント方式を採用した、 マイクロマン Eがさらに効果的です。マイクロマン Eの製品ページをご覧ください。

揮発性サンプルを精度よく分注するには?


ピストンとサンプルの間にエアークッションの存在する、エアーディスプレイスメント方式のピペットマンでは、エアークッションの気圧と、溶媒の蒸気圧の違いによって、リークがおこります。
エアーディスプレイスメントピペットで、揮発性サンプルを分注する場合は、サンプルを繰り返し 吸引/吐出すること(プレリンス)によって、溶媒の蒸気でピペットのエアークッションを飽和させてください。
圧力が平衡化した時、リークが止まります。

※ピストンとサンプルの間にエアークッションのない、ポジティブディスプレイスメント方式を採用した、 マイクロマン Eがさらに効果的です。マイクロマン Eの製品ページをご覧ください。

ピペットマンホルダーやピペットハンガーは殺菌灯のもとで使用できますか?


ピペットマンホルダー、ピペットマンハンガーともUV耐性の材質を使用していますので、無菌室での使用が可能です。 専用アクセサリーをご使用ください。




その他、ピペットアクセサリー製品についてはこちらをご覧ください。




クリップ式イジエクターの取り外し方は?


①イジェクターボタンを押します。
②ピペットマン本体とイジェクターの接合部が露出されているのを確認します。
イジェクターは白いパーツまで含みます。 写真はステンレス製イジェクターですがプラスチック製イジェクターも同様です。
③写真のようにピペットマンを持ちイジェクターのみを奥から手前向きにスライドさせます。

<動画でもご覧いただけます>
↓  ↓  ↓  ↓
注)音声が出ますので、音量にはご注意ください。

ピペットマンメンテナンス

ピペットマンの汚染除去方法は?


【オートクレーブ】
最も一般的な方法にオートクレーブがあります。ダイアモンドチップとピペットマン G/P/Neoのパーツの一部分は、121 ºC、20分、0.1 MPaの条件で、オートクレーブにかけることができます。ピペットマンのオートクレーブ可能なパーツは、コネクティングナット、イジェクター、チップホルダー、です。ピストンやハンドグリップ部分は、オートクレーブできませんのでご注意ください。なお、オートクレーブによる滅菌効果には限界があり、例えばRNAの不活性化には適しません。
また,ピペットマンLタイプで右写真の「121℃」のマークが付いているものは、本体丸ごとオートクレーブ可能です。
※「121℃」のマークが付いていないものは、ピペットマン G/P/Neo タイプと同じ条件に従って下さい。

【化学的洗浄】
ピペットマンを分解し、研究室用に推奨されている洗浄剤入りの超音波洗浄機に完全に浸します(50度で20分間)。次に、2%ホルムアルデヒドのような殺菌剤に浸け、その後ピペットを水で洗浄し、完全に乾かしてから組み立てます。

【UV照射】
ピペットの表面の汚染を除去することはできますが、ピペット内部の汚染除去には不適切な方法です。

ピペットマンの液漏れ、液切れが悪くなった。原因および対処法は?


まず、考えられる原因は、ピストンシールとO−リングの摩耗です。ピストンシールとO−リングは長期間のピペット操作によって摩耗し、それによってピペット内部の気密性が悪くなり、液漏れ、液切れが悪いといった症状が現れます。ピペットマンを分解し、ピストンの先端に付いているピストンシールとO−リングを新しいものと交換してください。
なお、交換の際には、ピストンのステンレス部分をアルコールで湿らせた実験室用のティッシュで拭いて洗浄してください。ピストンのステンレス部分に錆び付きがある場合は、ピストンの交換が必要です。ピストン交換後は、容量の微調整が必要となりますので、弊社まで修理を御依頼ください。

ピストンシールとO−リングの次に摩耗するのは、チップホルダーです。チップホルダーの先端は、長期間の使用におけるチップの付け外しによって、徐々に摩耗します。チップホルダーの先端が摩耗すると、チップとの密着性が悪くなり、液漏れ、液切れが悪いといった症状が現れます。チップホルダーを新しいものと交換してください。

消耗パーツのピストンシール、O−リング交換後、微調整は必要ですか?


ピストンシール、O-リングを交換後に容量の微調整は必要ありません。 さらに、チップホルダーも交換後の容量微調整なしで使用できます。

簡単におこなえるピペットマンの診断方法はありますか?


お客様が行っていただくことのできる、ピペットマンの簡単な診断方法があります。 診断の内容は、機能検査とリークテストです。

【機能検査】
容量範囲の最小から最大まで目盛りを回してください。容量変更時滑らかに動くか、容量範囲の最小容量から 最大容量まで設定できるかをチェックしてください。
→上記のチェックにおいて不具合が認められた場合は、ダイアル部分に問題があると考えられます。弊社まで修理を御依頼ください。

容量目盛りを最大に合わせて、プッシュボタンをゆっくり押し、プッシュボタンをスムースに押すことができるかチェックしてください。
→プッシュボタンの動きに引っ掛かりやばらつきがあれば、ピストンの錆び付きやオペレイティングロッドの曲がりが原因と考えられます。弊社まで修理を御依頼ください。

【リークテスト】
P1000〜P10mL のピペットマン: 目盛りを最大容量にセットし、水を吸引してください。そのままの状態で放置し、20秒間以内にチップの先端から水滴が現れればリークがあります。
P2〜P200 のピペットマン: 目盛りを最大容量にセットし、水を吸引してください。水が入ったままのチップの先端を水に浸けた状態でチップ内の液面の高さが下がれば、リークがあります。

※ エムエス機器では 「リキッドハンドリング講習」 をオンラインにて定期開催しています。
詳しくは、こちらのページをご参照下さい。

ピペットの性能チェックの方法は?


ピペットの性能チェックには、ピペット製造業者や国際標準化機構によって推奨されている重量法を使用します。
ピペットによって吐出されるサンプル(水)の重量を測定します。この方法を行うには、適切に管理された装置を使用し、 測定条件を厳密にモニタリングすることが必要です。

※ エムエス機器では 「リキッドハンドリング講習」 をオンラインにて定期開催しています。
詳しくは、こちらのページをご参照下さい。

ピペットマンの容量微調整は、自分でできますか?



ピペットマンの容量微調整をご自分で行うお客様のために、専用のキャリブレーションツールを販売しています。キャリブレーションツールをご購入の際には、ピペットマンのメンテナンスおよびキャリブレーションの使用方法などに関する「ピペットマンの修理入門講習」を受講していただく必要があります。

詳しくは、こちらのページをご参照下さい。または、カスタマーサポートセンター(Free Dial : 0120-396-078)へお問い合わせください。

ピペットマンのサービスについて

ピペットマンの保証規定は?


通常、製造年月より15ヶ月以内または、弊社販売日より12ヶ月以内に、正常な使用状態において発生した故障については、保証期間内として無償にて修理いたします。 なお、保証期間内であっても以下の原因による故障については、有償修理となりますのでご了承ください。
・使用上の誤りや不当な修理、改造による故障および損傷を受けた場合。
・火災、天災、地変による故障、その他の不可抗力による場合。
・部品の消耗の場合。

上記の保証規定は、製品に同梱されている取扱説明書に記載されています。

ピペットの校正を依頼できますか?


エムエス機器では、ISO 8655-6に準拠したISO/IEC 17025校正をご提供しております。
その他にも、GLP / GMPを支援するバリデーションサポートを実施しています。
弊社サポートで使用される機器は、国際標準へのトレーサビリテイーが確立されており、ISO / GLP / GMP等の グローバルスタンダードに対応した各種報告書、校正証明書を発行しております。

「ISO/IEC 17025校正」のご案内はこちら
「バリデーションサポート」のご案内はこちら

会員制サイトの「ピペットマンクラブ」とは?


ギルソン(GILSON)社製「マニュアルリキッドハンドリング製品」をご愛用いただいておりますお客様に、 製品の詳細な技術情報や会員様限定のお得な情報、修理依頼や修理履歴の確認、更には会員様同士の情報交換が手軽に行える環境のご提供により、お客様とギルソン社日本総代理店のエムエス機器との円滑なコミュニケーションを実現することで、製品をより快適・便利にお使いいただける事を願って設立された登録無料の会員制サイトです。
また、定期的に開催しているMLH製品に関するウェビナー動画・資料もご覧いただけます。

「ピペットマンクラブ」のご案内はこちら

ダイアモンドチップ

ダイアモンドチップ(ピペットマンの接液部分)はオートクレーブできますか?


121 ºC、0.1 MPa、20分間の条件で、オートクレーブが可能です。

ギルソン純正のダイアモンドチップは、DNase / RNaseフリーですか?


ギルソン純正ダイアモンドチップは、製造工程のフルオートメーション化により、DNase / RNaseフリーおよび浮遊DNA / RNAフリーのもとで製造されています。
リファレンス番号とLot番号より、「RoHS指令証明書」と「微量金属に対する検査証明書」が発行可能です。
γ線滅菌が施された滅菌済チップには、加えて「滅菌証明書」も発行可能です。

証明書の発行は、こちらのページをご参照下さい。

マイクロマン E

マイクロマン Eの種類と容量範囲・容量精度・再現性は?


マイクロマン Eは、ピストンとサンプルの間にエアーを介さず、ピストンが直接サンプルに接して吸引、吐出を行うポジティブディスプレイスメント方式を採用したマイクロピペットです。
高粘度溶液、界面活性剤、オイルおよびクリーム類などのハンドリングに最適です。
また、その特別な機構により、エアロゾルが発生しないため、感染性、放射性サンプルなどの危険なサンプルを ハンドリングする際のリスクを大幅に低減します。

それぞれのモデルの容量範囲・容量精度・再現性は、マイクロマンEの製品ページをご覧下さい。

マイクロマン E本体のオートクレーブは可能ですか?


オートクレーブできませんのでご注意ください。

キャピラリーとピストン(マイクロマン Eの接液部分)はオートクレーブできますか?


オートクレーブできませんのでご注意ください。
※ 滅菌済みタイプのご用意がございます。

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