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新着情報

Covarisは新しくスワブ(検査用綿棒)用ウイルスRNA抽出キットの発売を開始しました

以下の記事は Covaris 社プレスリリースの和訳です。

https://covaris.com/press-release-covaris-launches-novel-viral-rna-extraction-kits-for-swab-sample-collection-devices/

2020年2月18日 / ニュース / ブリタニー・メランソン

Covaris は新しくスワブ (検査用綿棒) 用 ウイルス RNA 抽出キットの発売を開始しました

―Covaris は、滅菌済み合成綿棒からの効果的なウイルス RNA 抽出用キットを発表しました。
―Covaris はお客様が COVID-19 ウイルス検出用アッセイを開発するにあたっての鍵となる抽出キットの評価を行うことを支援しています。

マサチューセッツ州 Woburn, 2020年2月18日/PRNewswire/―Covaris 社は、本日、鼻孔および咽喉からのスワブ型サンプル収集器具からのウイルス RNA の検出を行うための2つのキットの発売を開始すると発表しました。
キットの1つ目は、Puritan® スワブを用いる truXTRACViral® RNA Extraction kit で、合成スワブからの AFA 技術を用いての抽出と磁気ビーズ精製によってその後の解析のための高品質 RNA を得るために必要なすべてのものが含まれています。 キットの2つ目は、truXTRAC-PCR Direct Viral RNA Extraction kit で、内部標準の存在を前提に、精製無しでリアルタイム RT-PCR アッセイに用いることができるキットです。
Covaris は現在中国のお客様とともに、これらの新しい能動的抽出を行うキットを COVID-19 ウイルスのアッセイに用いるための評価を行っています。

感染の封じ込めをおこなうためには、政府が最適な手段をとる際の疫学的な基礎となる正確な診断が不可欠です。 COVID-19 ウイルス検査における不正確な QC や偽陰性の結果は、必ずしも分析技術が不正確であることを示すものではありません。 最新の技術をもってしても、サンプルからの抽出が不十分な場合や、不完全な調製が行われた場合はこれを補正することはできません。例えば、リアルタイム RT-PCR による高速検出と、これに換えてまたは加えて行われるハイスループットシーケンスでのメタゲノム検査には、解析に充分なサンプルを得るための効果的なサンプル調製が必要となります。 Covaris の創業者であり CEO である Jim Laugharn は「特にスワブ試料などの困難な生物試料の処理を行う場合、堅牢かつ効果的なサンプル調製が偽陰性を減らすための鍵となる。 我々のゴールは能動的超音波処理を用いて、このサンプル調製を標準化し、簡単なものにすることだ。」とコメントしています。

Covaris の Adaptive Focused Acoustics (AFA: 厳密にコントロールされ一点に集中された超音波による処理) は複雑で処理が困難な生物サンプルから、壊れやすく量の少ない生体分子を能動的に抽出する目的のために、すでに実証済みの技術です。 Covaris の AFA 技術を Covaris 社の溶解・精製試薬とともに用いることで、CDC が推奨する合成スワブのチップのような大きな表面積を持つ試料からの核酸の抽出・回収率を、受動的抽出法 (ボルテックス等) と比較して大きく向上させることができます。 加えて、Covaris はスワブ上の乾燥安定化済全血から、新鮮全血と同量のウイルス核酸を抽出・回収できることを実証済みです。

Covaris は、お客様、研究機関、政府機関が堅牢かつ正確な検出法を開発することを積極的に支援しています。