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生体高分子用 HICカラム Proteomix® HICシリーズ Sepax Hydrophobic Interaction Chromatography series

抗体薬物複合体 (antibody drug conjugate : ADC) をはじめとしたタンパク質、
オリゴヌクレオチド、およびペプチドの高分離専用にデザイン

Sepax Technologies 社(セパックステクノロジーズ) のポリマー系疎水性相互作用クロマトグラフィー用カラム Proteomix®HICシリーズは、抗体薬物複合体 (antibody drug conjugate : ADC) をはじめとしたタンパク質、オリゴヌクレオチド、およびペプチドの高分離専用にデザインされています。
Proteomix®HICシリーズの樹脂は、狭い粒径分布が特長のノンポーラスポリスチレンビニルベンゼン(PS/DVB)を素材として、独自の表面処理技術が施されています。 上図のように樹脂表面にはサンプルとの疎水性相互作用を生ずる官能基(Ethyl / Propyl / Butyl / Phenyl)を配しています。
Proteomix®HICシリーズの樹脂は高剛性かつ安定しており、シリカベースの HIC カラムと比較して幅広い pH 適用範囲(pH2~12)と耐熱範囲(上限80℃)を持つため、高熱安定性サンプルの分離には特に威力を発揮します。
狭い粒径分布とノンポーラス樹脂という条件は、ADCや関連タンパク質、DNA、オリゴヌクレオチドの分離に特徴的な選択性を与えます。 Proteomix®HIC は、ラボ内研究活動における数mgの精製クロマトグラフィースケールからkgの生産スケールまで適応します。

Proteomix HIC シリーズの特長

Proteomix HIC シリーズカラムは PS/DVB樹脂をベースに、化学結合された表面コートにより高い安定性を実現しています。 硫酸アンモニウム、酢酸ナトリウム、リン酸、トリスなどの水系移動相や、アセトン、メタノール、アセトニトリル、THF と水との混合移動相にも適合します。 25mMリン酸ナトリウム緩衝液 pH7.0 を移動相に用いた条件では 400回のサンプルインジェクション、または 3か月の使用では、劣化はほとんど僅かなものに留まっています。 樹脂表面ケミストリーはその製造工程において厳密にコントロールされているため、下図の3種ロットにおける ADC 分析データの比較例が示すように、ロット間における高いデータ一貫性を示します。

全ラインナップによる標準タンパク質の分離比較

Phenyl、Butyl、Ethyl、Propyl の各官能基による分離パターンを、標準タンパク質(Ovalbumin、Chymotripsinogen)を用いて比較しています。