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核酸抽出試薬キット prepGEM *販売終了 prepGEM

核酸抽出を「もっと早く」「もっと簡単に」

特徴

  • 核酸抽出が約15分
  • ピペット操作数が極少
  • フェノクロが不要
  • 1 チューブで抽出
  • 抽出中の核酸ロスなし

MicroGEM社(マイクロジェム)のprepGEM(プレップジェム)核酸抽出キットは、サンプルと試薬を混合してサーマルサイクラーで温度処理するだけで核酸抽出が可能です。抽出した核酸はPCR, qPCRなどにご使用いただけます。CRISPR-Cas9等によるゲノム編集後の解析にご活用いただけます。

原理

prepGEM核酸抽出キットは75℃近傍が至適温度である耐熱性プロテアーゼEA1を用いて核酸を抽出します。EA1はSDSを含まないマイルドなバッファー中で活性を発揮できるので、EA1を95℃で熱変性させた後の溶液はそのままPCRや逆転写反応の鋳型に用いることが可能です。カラム処理、フェノール・クロロホルム抽出、エタノール沈殿などのステップがないため、早く簡単に抽出が完了します。

プロトコル

下記の3ステップでPCR、qPCR、STR、アンプリコンシーケンス等に用いることができる核酸の抽出が完了します。所要時間は約15分です。定量にはPicoGreen、iQuant、Qubit等の蛍光色素法をお使いください。 アプリケーション例

キット種類

下記のとおり5種類のキットがございます。サンプルや抽出対象に適したキットをお選びください。核酸抽出時の温度プログラムは各キットのQuick-Start Guideまたは日本語簡易マニュアルをダウンロードしてご参照ください。

サンプル抽出対象キット名Quick-Start
Guide (英語)
日本語簡易
マニュアル
培養細胞、血液、唾液、組織、動物試料(マウス尾や耳、昆虫、魚類)、スワブDNAprepGEM Universal KitPDFPDF
グラム陽性菌、グラム陰性菌、プロトゾア、古細菌、コロニー、液体培養、バイオフィルム、粘膜検体、スワブ、メタゲノム解析DNAprepGEM Bacteria KPDFPDFPDF
哺乳類培養細胞、LCM、フローサイトメーターでソーティングされた細胞RNARNAGEM KitPDFPDF
唾液や血液(液体、スワブ、染み、FTAカード)、組織、毛髪、タバコ吸殻DNAforensicGEM Universal KitPDFPDF
精液(液状、乾燥、染み)DNAforensicGEM Sperm KitPDFPDF

PDQeX核酸抽出機器

ムービー

耐熱性プロテアーゼEA1やprepGEM核酸抽出キットの紹介ムービーです。

国内使用例

キイロショウジョウバエからprepGEM Universal KitでDNA抽出し30サイクルのPCRを行いました。個体1匹、翅1枚、中肢1本といった微量サンプルでも標的遺伝子の増幅が可能でした。サイクル数を上げれば明瞭なバンドを得ることが可能と思われます。

キット名: prepGEM Universal Kit
バッファー: BLUE Buffer
抽出液量: 50 μL
温度処理: 75℃ 15分 ⇒ 95℃2 分 ⇒ 4℃ HOLD
サンプル: 個体、翅、中肢とも、全てすり潰しせずにprepGEMでDNA抽出を実施した
                温度処理の完了後に目視チェックすると個体、翅、中肢とも、ほぼ原形をとどめていた
PCR液量: 25 μL
鋳型液量: 個体 2 μL、翅 10 μL、中肢 10 μL