細胞培養カセット Petaka G3™ Cell Culture Cassette

主な用途と特徴
低酸素培養 または 細胞輸送DRC テクノロジー
特許取得済の Ducted Respiratory Chamber (DRC ™) テクノロジーが Petaka G3 カセット内の培地への酸素や二酸化炭素の溶解・拡散を厳密に制御します。US Patent 7514256, 8232096, EP 1855776
構造

寸法・容量 等
- 外寸: 84 x 128 x 5.2 mm
- 重量: 29.5 g
- 培地容量: 20 mL
- 培養面積: 両面で150 cm2
- 材質: ポリスチレン
- 包装: 個別包装
- 滅菌: ガンマ線滅菌済み
使用方法
カセットの個別包装を開封したら初回だけ平滑18ゲージ滅菌針を自己シーリングシリコンポートに奥まで差し込んでください。 ダイヤフラムが貫通して液体が通るようになります。 そのあとは滅菌針でもマイクロピペットチップでも使えるようになります。ト リプシン処理や細胞回収もシリコンポートから可能です。 必要に応じてシリコンポートを90%エタノールを含ませた綿棒等で拭うなどして滅菌してください。キャピラリーブレイカー部

インキュベーターについて
Petaka G3 での低酸素細胞培養は、通常の細胞培養に用いられる 5% CO2 インキュベーターでも可能ですが、37°C 保温ができれば CO2 ガス供給なし・保湿バットなしのインキュベーターでも可能です。酸素濃度調節

培地 pH 調節
通常の細胞培養においては、培地 pH は培地に含まれる炭酸塩と 5% CO2 インキュベーターから供給される CO2ガス によって調節されますが、Petaka G3 では培地中の炭酸塩と細胞自身が呼吸することによって産生された CO2 と DRC テクノロジーによって培地 pH が調節されます。室温細胞輸送について

カセットの種類
- Petaka G3 FLAT (For Low Attachment)
浮遊細胞用、溶存酸素濃度 平均3.11% O2、シリコンポート色は白 - Petaka G3 LOT (Low Oxygen Transfer)
接着細胞用、溶存酸素濃度 平均3.11% O2、シリコンポート色は青 - Petaka G3 HOT (High Oxygen Transfer)
接着細胞用、溶存酸素濃度 平均9.33% O2、シリコンポート色は橙
価格
品名 | モデル | 規格 | 希望小売価格 |
---|---|---|---|
Petaka G3 HOTベーシックキット | MS BK01 | Petaka G3 HOT本体 x 10ヶ Petakaスタンド x 4ヶ 平滑化18ゲージ針 x 40ヶ |
¥35,000 |
Petaka G3 LOTベーシックキット | MS BK02 | Petaka G3 LOT本体 x 10ヶ Petakaスタンド x 4ヶ 平滑化18ゲージ針 x 40ヶ |
¥35,000 |
Petaka G3 FLATベーシックキット | MS BK03 | Petaka G3 FLAT本体 x 10ヶ Petakaスタンド x 4ヶ 平滑化18ゲージ針 x 40ヶ |
¥35,000 |
Petaka G3 HOT 25ユニット | MS HTPTK25 | Petaka G3 HOT本体 x 25ヶ | ¥86,000 |
Petaka G3 LOT 25ユニット | MS LTPTK25 | Petaka G3 LOT本体 x 25ヶ | ¥86,000 |
Petaka G3 FLAT 25ユニット | MS FLPTK25 | Petaka G3 FLAT本体 x 25ヶ | ¥86,000 |
Petaka スタンド 全色12ユニット | MS STBPTK12 | Petaka スタンド x 12ヶ | ¥19,000 |
平滑18ゲージ滅菌針 100ユニット | MS TIPM100 | 平滑18ゲージ滅菌針 x 100ヶ | ¥5,000 |
Petakaメーラー 10ユニット | MS MAPTK10 | Petakaの輸送用ケース x 10ヶ | ¥10,000 |
- チュートリアルムービー
(Celartia 社サイトへ移動します) - ユーザーズガイド (英語)
- クイックプロトコル (英語)
- FAQ - Applications (英語)
- DRC テクノロジー解説 (英語)
- 細胞を凍結せずに輸送するプロトコル (英語)
- Petaka 用の遠心機を使わない細胞継代方法 (英語)
- 細胞輸送後のトリプシン継代方法 (英語)
- 細胞培養カセット Petaka G3™
- 超小型マイクロプレートリーダー
- コラーゲン細胞キャリア
- コラーゲンバイオチューブ
- 分化誘導条件検討支援システム ACTRO™
- バイオセーフティキャビネット
- オートマティック in-situ ハイブリダイゼーション
- Thermo ScientificTM 液体窒素凍結保存容器